恋するデザイン図鑑

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2008年 04月 14日 ( 1 )


2008年 04月 14日

顧客に語りかける人=商品カタログの表紙に登場するモデルの選び方

b2bの商品やサービスを人をたてて顧客企業にお薦めする機会や場所は様々だが、概ね
(1)対面で
(2)電話で
(3)広告で、の3つに分けることができる。
ここはもちろん(3)に限ってのことだが、そして知名度の高い有名人に語ってもらう手法を除けば、どんな人が最適なのか、つまり顧客企業にサービスを紹介しそのメリットを語ってもらう場合、どんな人が説得力を備えているのか、を考えてみたい。
この場合、人は2つのタイプが考えられる。
(a)広告企業の代表者や開発責任者
(b)ユーザ
このa、bはさらに、2種類の演出が考えられる。実在の人物、つまりリアルの場合とモデルの場合。前者の例としては、よくあるのが会社のボスを出して来るもの。しかしこれははたして有効だろうか。紙面からは自己満足と言う4文字が透けて見えて来るだけのように思える。たとえ社長→担当役員→開発部長→開発責任者と若返るだけでは、やっぱり絵としての魅力や説得力は感じられそうもない。もちろん、登場人物がモデルにひけを取らない存在感(絵になる素質)と奥行きのある演技力を備えている場合は例外だが。

そこで、少し(というよりも、かなり)古くなるが、そのオリジナリティやクリエイティブの高さでは、いつも持続するパワーを備えているsap japanの雑誌広告を並べてみたい。

◎sap japan の雑誌広告*

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*Harvard Business Review auguast 2003

いづれもモデルを使い、sapのサービスを採用した企業顧客のハッピネスを訴求した、非常に完成度の高い、従って見る者をその気にしてしまうパワーを持っているが、クリエイティブの視点から注目すべきは、共に情感豊かな表情の人物写真を添え物に、顧客の独白=コピーを主人公にしたところであり、ここに勝利の法則が潜んでいるということだ。絵とコピーの絶妙な強弱が、そしてバランス感覚が、この広告の成功のすべてと言っても過言ではない。
そして不思議なことに、こんなに魅力的なボスやチャーミングな女性など、都合よくいるはずがないというもっともな猜疑心も、優れたアートディレクションを前にすると意識下の闇の中にいつの間にやら消え去ってしまうことも、経験的に僕達は知っている。

さて、上記の基本を踏まえ、サービスカタログの表紙用に作ってみると、こうなってしまう。
◎elnes work

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◎商品(サービス):ホスティングサービス
◎商品概要:仮想化テクノロジを採用した新しいコンセプトのホスティングサービス。仮想マシンを自在に設置できるプラットフォームを提供し、システムの可用性と信頼性を格段に高めることができた。
◎クライアント
◎ソリューション:たとえば、1台の物理マシン上にweb serverからdb serberまで仮想マシン環境を柔軟に構築できる上、これらの仮想サーバは干渉されることなく、独立して稼動、また万が一の物理マシン障害時には、自動的に別のマシンにシステムの立ち上げも可能にするなど、冗長性にも優れている

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by elnes | 2008-04-14 20:55 | ケーススタディ